今日は、朝から胃の検診で我が胃袋をカメラで見てきました。
と、言いたいところですがが、胃カメラが体に入ってきたら、おなかの中にじわじわと侵入してくる遺物に、胸がつかえるような、強い痛みとはまた違う、何とも言えない苦しさに、私はギュッと目をつぶり、なぜか、大量に涙を流していました。
その時、うしろから看護士さんが、背中をさすってくれていて、人の手がこんなに苦しみを和らげるものなのだとびっくりした。
それで、茨木のり子さんの、あの、マザーテレサの瞳という詩を思い出した。
「瀕死の病人をひたすら撫でさするだけの/慰藉の意味・・・」
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その後、「すぐに、食べていいよ」といわれたけれど、のどがつかえるようで、帰る気力もなく、しばらく近くのスーパーのパン屋でジュースを飲みながら、ガラス越しに、街行く人々を眺めていました。ぐったりした私に比べれば、お年寄りが、子供連れのお母さんが、たくさんの食材を買い込んで、荷物を詰めたり、子供を叱ったり、みんな忙しそうで、活気があって。単純な生活が素敵に映った。
それで昨夜は、21時までには食べてね、と言われて、せめて健康志向のものをといそいで作った煮物。これ、冷凍の根菜を白だしで炊いただけ。
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いただいた白だし。煮物がいつもと違う感じになります。調べてみたらこの白だし、けっこう人気があるみたいです。